プロ焙煎士が選ぶ:本当に美味しいデカフェコーヒー豆9選【シーン別】

更新日:2023年10月6日

この記事で解決できる疑問・お悩み

・本当に美味しいデカフェコーヒーを提供しているお店はどこ?
・どこでデカフェコーヒーは買えるの?
・デカフェコーヒーの価格を知りたい
・そもそもデカフェ(Decaf)とは?メリットは?

こんにちは、J.C.Q.A.コーヒーインストラクター1級・焙煎士・
ハーフデカフェ専門コーヒーロースタリー
HALF DECAF COFFEE」代表の竹内和人です。

今回は、美味しいデカフェコーヒー(カフェインレスコーヒー)を提供しているお店を、ご利用シーン・ニーズ別に厳選して紹介していきます。

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目次(この記事でお伝えすること)

第1章 美味しいデカフェ探しの背景

第2章 デカフェ(Decaf)とは?意味は?

・デカフェコーヒーとは何か?

・デカフェコーヒーの魅力とメリット


第3章 おすすめデカフェコーヒー【シーン別】


【気軽なカフェ①】Starbucks

【気軽なカフェ②】猿田彦珈琲

【気軽なカフェ③】Blue Bottle Coffee


【スペシャルティ①】The Coffee Shop

【スペシャルティ②】VERVE Coffee Roasters

【スペシャルティ③】27 Coffee Roasters


【テイクアウト/コスパ重視】ローソン マチカフェ


【カフェインレス専門店①】Innocent Coffee

【カフェインレス専門店②】Half Decaf Coffee



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第1章 美味しいデカフェ探しの背景

カフェインを控えたくてデカフェコーヒーを飲んでみたんだけど、風味も薄い感じがして美味しくなかった、という経験をされた方も少なくはないのではないでしょうか。


まず、カフェインレスを謳った玄米珈琲や黒豆珈琲、穀物珈琲といったものは、そもそもコーヒー豆を使っていない為、コーヒー本来の風味を味わうことは極めて難しいことと思います。


コーヒー豆で作られているデカフェコーヒーでも、確かに脱カフェインプロセスの中で、どうしてもカフェインと共に香りやコーヒーの旨み成分も少なからず抜けてしまうため、味わいはぼんやりと弱くなる傾向にあります。


それゆえ、美味しいデカフェコーヒーである為には、

 ・コーヒー豆自体がしっかりと香りや旨みを含んでいること(高品質の豆)

 ・カフェイン以外の流出を最小限に留める脱カフェインプロセス技術

 ・コーヒー豆の旨みを最大限に引き出す焙煎技術

が大切です。


昨今、日本でもデカフェ・カフェインレスコーヒーの需要増加に伴い、カフェ喫茶でのメニュー提供からスーパーやECでの商品販売と数多くのデカフェコーヒーが流通するようになってきました。消費者の選択肢が広がる一方で、その中から美味しいデカフェコーヒーを選定するのは難しくなったかもしれません。


そこで、この記事では、J.C.Q.A.コーヒーインストラクター1級・プロ焙煎士が厳選したおすすめデカフェコーヒーを紹介します。

第2章 デカフェ(Decaf)とは?意味は?

・デカフェとは?意味は?

英語の「decaffeinated」という単語が語源であり、短縮して「decaf」と一般的に表記されています。読み方は、デカフェまたはディカフェと言われています。

デカフェとは、「カフェインを除去した(取り除いた)」という意味です。通常カフェインが含まれている飲食物から、脱カフェイン処理を行い、カフェイン成分を取り除いたもののことを言います。

カフェイン含有量が非常に少ないという観点で、カフェインレスとほぼ同義で使われることが多いです。


・デカフェの魅力(メリット)


デカフェコーヒーには、特に特定の人々にとって多くの利点があります。

 ◎ カフェインの影響を気にせずに楽しめる

デカフェコーヒーはカフェインを取り除いているため、就寝前やカフェインに敏感な人でも安心して楽しむことができます。


 ◎ 妊娠中や授乳中に安心
妊娠中や授乳中の女性はカフェイン摂取を制限する必要があり、デカフェコーヒーはカフェインを控えながらコーヒーの味わいを楽しむ手段となります。


 ◎ 睡眠の質向上
夜遅くまでカフェインを摂取することなく、デカフェコーヒーを楽しむことで、良質な睡眠をサポートでき、リラックス効果も期待できます。

第3章 おすすめデカフェコーヒー【シーン別】

【気軽なカフェ①】Starbucks

全世界で幅広い客層から親しまれているスターバックスコーヒーでは、ドリンク販売・コーヒー豆販売の両方を取り扱っています。

味わいは、スターバックス発祥地であるシアトル系が表現された、しっかりとしたボディ感のあるブレンドになっています。

<ドリンク販売>
・ドリップコーヒー with ディカフェ変更カスタマイズ(55円下記に含む)
 Short 405円、Tall 445円、Grande 490円、Venti 535円(税込、店内価格)
・スターバックスラテ with ディカフェエスプレッソ変更カスタマイズ(55円下記に含む)
 Short 504円、Tall 545円、Grande 590円、Venti 635円(税込、店内価格)
※ 2023年10月6日時点。一部店舗では価格が異なります。

<コーヒー豆販売>
ブランド: Starbucks Coffee スターバックスコーヒー
商品名: ディカフェ ハウス ブレンド
ロースト: ミディアムロースト
価格/容量: 1,440円税込 / 250g(豆or粉)


【気軽なカフェ②】猿田彦珈琲

日本でのサードウェーブとの先駆け的存在として、東京・恵比寿発祥の猿田彦珈琲でも、デカフェコーヒーはドリンク販売・コーヒー豆販売がされています。


ウォータープレセスによりカフェイン除去した豆を、深煎りで仕上げられており、やや苦味・力強さを感じる味わいになっています。

<ドリンク販売>
・新・猿田彦のカフェラテ with ディカフェエスプレッソ変更カスタマイズ
 500円(税込、店内価格)
※ 2023年10月6日時点。一部店舗では価格が異なります。

<コーヒー豆販売>
ブランド: 猿田彦珈琲
商品名: 【深煎り】ディカフェ エチオピア シダモ
価格/容量: 1,750円税込 / 200g(豆or粉)


【気軽なカフェ③】Blue Bottle Coffee

カリフォルニア・サンフランシスコ発のサードウェーブとのブルーボトルコーヒーは、東京・清澄白河の日本第一号店を皮切りに、現在では全国各地に印象的な白を基調としたオシャレなカフェ展開しています。ブルーボトルコーヒーでも、デカフェはドリンク販売・コーヒー豆販売を取り扱っています。


スイスウォーターメソッドによりカフェイン除去した南米ペルー産の豆を使い、透明感のあるすっきりした味わいになっています。

<ドリンク販売>
・ディカフェ DRIP
 712円(税込、店内価格)
※ 2023年10月6日時点。一部店舗では価格が異なります。

<コーヒー豆販売>
ブランド: Blue Bottle Coffee
商品名: ナイトライト ディカフェ
価格/容量: 2,041円税込 / 200g(豆)

【スペシャルティ①】The Coffee Shop

スペシャルティコーヒーの中でも厳選した豆選びから焙煎までこだわりのコーヒーを提供する、東京・代々木にあるコーヒーロースタリー。デカフェコーヒーはドリンク販売・コーヒー豆販売がされています。


メキシコ・チアパス州の農園で収穫された豆を、マウンテンウォータープレセスによりカフェイン除去し、ローストは甘さと質感が生きる中深煎りで仕上げられており、飲みやすいマイルドな味わいになっています。

<コーヒー豆販売>
ブランド: The Coffee Shop
商品名: Mexico Decaf(メキシコ デカフェ)
価格/容量: 1,728円税込 / 200g(豆or粉)



【スペシャルティ②】VERVE Coffee Roasters

カリフォルニア・サンタクルーズ発祥のスペシャルティコーヒーロースター。日本では、北鎌倉に焙煎所を構え、新宿・六本木などに店舗展開している。


バンクーバーのスイスウォータープロセスによりカフェイン除去したコロンビアとウガンダの豆を使用したオリジナルブレンド。ミディアムローストで、コーヒー豆本来の甘さと酸味を感じる味わいになっています。

<コーヒー豆販売>
ブランド: VERVE Coffee Roasters
商品名: VANCOUVER SWISS WATER DECAF バンクーバー  スイスウォーター デカフェ(カフェインレス)
価格/容量: 1,900円税込 / 200g(豆or粉)



【スペシャルティ③】27 Coffee Roasters

ホンジュラスのスペシャルティコーヒーに特化し、自社コンテナで現地から直輸入するという、国内マイクロロースターでは類をみない取り組みをする27 Coffee Roasters。


ホンジュラスのエルポトレロ農園で収穫された豆を、超臨界二酸化炭素抽出法で脱カフェイン処理。国内でカフェイン除去している数少ないデカフェコーヒー。ローストは中深煎りで、爽やかな酸味のバランスの取れた味わいが楽しめます。

<コーヒー豆販売>
ブランド: 27 Coffee Roasters
商品名: エル ポトレロ パカス ウォッシュド(27 オリジナル デカフェ)
価格/容量: 2,560円税込 / 200g(豆or粉)

【テイクアウト/コスパ重視】ローソン マチカフェ

出社前やランチ後など毎日コーヒーをテイクアウトする方も多いと思います。一昔前までは、コーヒー喫茶やカフェでもごく一部のお店でしか提供がなかったデカフェですが、現在ではコンビニでもデカフェコーヒーが飲める時代になりました。


コンビニ大手3社(セブンイレブン セブンカフェ、ファミリーマート ファミマカフェ、ローソン MACHI Cafe)の中で、現在デカフェ提供があるのはローソン1社だけになります。


<ドリンク販売>
・カフェインレス コーヒー(S)
 170円(税込)
・カフェインレス アイスコーヒー(M)
 220円(税込)
・カフェインレス アイスカフェラテ(M)
 220円(税込)
※ 2023年10月6日時点。ポーションタイプでの提供の場合もあり。

【カフェインレス専門①】Innocent Coffee

デカフェコーヒー専門のコーヒーロースター。超臨界二酸化炭素抽出法により国内で脱カフェイン化を行い、軽井沢に焙煎所軽井沢焙煎所cafe-sucre&innocent coffeeを構える。


デカフェでは珍しく、SAKURAという浅煎りの商品も提供している。コロンビアの水洗式スペシャルティコーヒーの豆を使用し、とても優しいライトな味わいです。


<コーヒー豆販売>
ブランド: Innocent Coffee
商品名: イノセントコーヒーデカフェ 浅煎り SAKURA
価格/容量: 1,350円税込 / 100g(豆or粉)

【カフェインレス専門②】Half Decaf Coffee

こちらは当方が手掛けている、完全なデカフェではなく、カフェインが半分程度になった「ハーフデカフェ(Half Decaf)」専門のコーヒーブランドです。


従来、カフェインを控える方の選択肢というとカフェインレス(ノンカフェイン)コーヒーでしたが、カフェインレスコーヒーの欠点として、カフェインがもたらす眠気抑制・疲労感軽減・リラックスなどの効果が得られないこと、さらには旨味や香りが薄くなる傾向にあることでした。


Half Decaf Coffeeは、カフェインがフルでもゼロでもない、ハーフデカフェにすることによってカフェイン少なめのちょうど心地良いバランスになっており、カフェインがもたらす利点と、しっかりとしたコーヒーの香りと味わいをダブルで楽しんでいただけるコーヒーです。


<コーヒー豆販売>
ブランド: Half Decaf Coffee
商品名: #09 Elegant エレガント

     #02 Mild マイルド

     #03 Bitter ビター

価格/容量: #09  1,944円税込 / 200g(豆or粉)

      #02 #03  1,728円税込 / 200g(豆or粉)

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