健康に悪影響のない一日のカフェイン許容摂取量
更新日:2023年9月26日
この記事で解決できる疑問・お悩み
・健康な成人が摂取しても健康に悪影響のない一日のカフェイン量は?
・妊娠中や授乳中の女性が摂取しても健康に悪影響のない一日のカフェイン量は?
・健康な子供や青少年が摂取しても健康に悪影響のない一日のカフェイン量は?
こんにちは、J.C.Q.A.コーヒーインストラクター1級・
ハーフデカフェ専門コーヒーロースタリー
「HALF DECAF COFFEE」代表の竹内和人です。
前回の記事で、飲み物別にどれくらいのカフェイン量が含まれているのかを見てきました。今回は、1日にカフェインを何mgまでは摂っても健康に悪影響がないのかをまとめてみました。
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目次(この記事でお伝えすること)
第1章 健康な成人が摂取しても健康に悪影響のない一日のカフェイン最大摂取量
第2章 妊娠中や授乳中の女性が摂取しても健康に悪影響のない一日のカフェイン最大摂取量
第3章 健康な子供や青少年が摂取しても健康に悪影響のない一日のカフェイン最大摂取量
まとめ
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コーヒーは、毎日の生活に欠かせない存在かもしれませんが、カフェインの摂取に不安や心配を感じることもありますね。しかし、正しい知識を知ることで、その悩みも解消し、健康に悪影響を及ぼすことなくコーヒーを楽しむことができるはずです。
この記事では、健康に悪影響のない適切なカフェイン摂取量に関する最新情報を、以下の公的の参考文献を元にまとめました。
参考文献:
・農林水産省「カフェインの過剰摂取について」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
・内閣府食品安全委員会「お母さんになるあなたと周りの人たちへ」
https://www.fsc.go.jp/okaasan.html#jump08
・内閣府食品安全委員会「食品中のカフェイン」
https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf
第1章に入る前に、まず、カフェイン摂取量に関する見解やガイドラインは、国ごとに異っていることをお伝えします。
日本は、具合的な摂取量についての基準は出していないものの、農林水産省や内閣府からは海外における情報が発信されています。
記事本文では、国や地域ごとに発表されている数値を一覧でまとめました。
第1章 健康な成人が摂取しても健康に悪影響のないカフェイン最大摂取量
世界保健機関WHO:(情報無し)
米国:400 mg / 1日当たり
カナダ:400 mg / 1日当たり
欧州:400 mg / 1日当たり
豪州・ニュージーランド:400 mg / 1日当たり
第2章 妊娠中や授乳中の女性が摂取しても健康に悪影響のないカフェイン最大摂取量
世界保健機関WHO:300 mg / 日 以上摂取の場合、減らすよう注意喚起。
米国:300 mg / 1日当たり
カナダ:300 mg / 1日当たり
欧州:200 mg / 1日当たり
豪州・ニュージーランド:200 mg / 1日当たり
第3章 健康な子供や青少年が摂取しても健康に悪影響のないカフェイン最大摂取量
世界保健機関WHO:(情報無し)
米国:(情報無し)
カナダ:2.5 mg / 体重1kg当たり
欧州:3 mg / 体重1kg当たり(見解)
豪州・ニュージーランド:3 mg / 体重1kg当たり(1回の摂取時)
まとめ
この記事では、健康に悪影響のない一日当たりのカフェイン最大摂取量を一覧で整理しました。以下がまとめです。
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・健康に悪影響のない一日当たりのカフェイン最大摂取量
400mg / 1日当たり(米国・カナダ・欧州・豪州・ニュージーランドの情報に基づく)
・妊娠中や授乳中の女性が摂取しても健康に悪影響のないカフェイン最大摂取量
200 mg / 1日当たり(欧州・豪州・ニュージーランドの情報に基づく)
・健康な子供や青少年が摂取しても健康に悪影響のないカフェイン最大摂取量
2.5 mg / 体重1kg当たり(カナダの情報に基づく)
例えば、体重30kgの場合は、75mg / 体重30kgとなります。
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